透析ライフ

通院血液透析の生活パターン
~よりよい透析生活のために ①~

通院血液透析の生活パターン
~よりよい透析生活のために ①~

静岡県立総合病院 副院長 腎臓内科部長 森 典子 先生

静岡県立総合病院 副院長 腎臓内科部長 森 典子 先生

通院血液透析の生活パターン<br/>
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掲載日:2016/06/30

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「透析ライフ」では、透析導入後の生活をよりイメージしやすいように、透析導入後の生活パターンや注意すべきこと、よりよい透析生活を送るための工夫などを紹介していきます。

透析ライフ ~よりよい透析生活のために~
1.通院血液透析の生活パターン

血液透析は、機能が低下した腎臓に代わり、体に溜まった老廃物や余分な水分などを除去する治療法です。一般的に、透析患者さんは透析施設に週3回通院して、1回4~5時間程度の透析を受けます。
一般的な透析施設では、月曜日から土曜日までの午前と午後の時間帯で血液透析を行っています。施設によっては、夕方以降に透析を行う「夜間透析」を行っているところもあります。
血液透析を受けるにあたっては、ご自身やご家族の生活に合った曜日や時間帯を選び、時間の使い方を工夫して、血液透析とうまくつきあっていきましょう。

透析ライフ

■透析施設への通院について
現状、日本では、保険診療で行える血液透析の回数は月14回までとなっています(*)
透析と透析の間が空きすぎると老廃物や水分などが体に過剰に溜まってしまうので、一般的には月・水・金、あるいは火・木・土の週3回など、一定の間隔で血液透析を行います。

透析スケジュール
上の表は、透析施設で透析を行っている時間枠を示した一例ですが、①~⑥で記載したいずれかの枠で週3回通うのが一般的です。例えば②の枠を選んだ場合は、火、木、土の8:00~13:00で行います。枠や時間帯は施設によって異なります。
決められた曜日・時間以外で透析を受けたい場合は、希望日時に空きがあり、医師の許可があれば、希望日時を変更して透析を受けることもできます。

■通院血液透析患者さんの1週間の生活パターン
例えば、主婦業をしながら通院血液透析を受ける場合、以下のような生活パターンが考えられます。

午前パターン

平日の日中に仕事をしている場合は、夜間透析を利用した以下のような生活パターンが考えられます。
夜間パターン

仕事帰りに透析を受けたい場合は、職場から近い透析施設を選ぶこともできます。

仕事帰り

■透析中の過ごし方

透析前後の流れ

透析を受けている間は、体を激しく動かすようなことはできませんが、透析チェアやベッドの上で比較的自由に過ごすことができます。睡眠をとったり、本を読んだり、音楽を聴いたり、隣の患者さんと会話を楽しんだりと、人それぞれの過ごし方ができます。個人用のテレビが設置されている施設や、自分の好きなDVDなどを見られる施設もあります。最近は、脚の筋力低下を予防するために、透析中に運動を行える施設もあります。
また、透析中にパソコンを使用して資料作成などの仕事をしている患者さんもいます。最近は、院内の無線LANを透析中の患者さんに提供している施設もありますので、インターネットやメールを利用できる場合もあります。

透析中の過ごし方

☞ 参考:透析患者インタビュー

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<出典>
* 厚生労働省. 医科診療報酬点数表(令和4年)


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