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Q

私の子供は、幼い頃に母親がドナーとなって生体腎移植を受けましたが、最近、移植した腎臓の機能が低下してきています。
父親である私がドナーとなって2度目の生体腎移植をするつもりですが、その後も並行して献腎移植の待機を継続することはできるのでしょうか?

私の子供は、幼い頃に母親がドナーとなって生体腎移植を受けましたが、最近、移植した腎臓の機能が低下してきています。
父親である私がドナーとなって2度目の生体腎移植をするつもりですが、その後も並行して献腎移植の待機を継続することはできるのでしょうか?

回答いただいた先生
神戸大学医学部附属病院 泌尿器科 特命准教授 石村 武志 先生
神戸大学医学部附属病院 泌尿器科 特命准教授
石村 武志 先生
生体腎移植を受けたあと、並行して献腎移植の待機を継続することはできますか?

掲載日:2018/12/20

A


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献腎移植の登録条件としては、透析療法が必要であること、もしくは1年以内にその状態となることが予測されることとなっています(*1)。腎移植を受ければ、腎代替療法が必要な状態からは脱しますので、移植希望登録は解除され、その後、再び末期腎不全となった場合は、改めて登録することになります。

献腎移植希望登録

ご質問の背景として、現状の日本における成人の献腎移植の待機期間は平均で約16年(*2)となっていることがあります。海外の国々に比べると、日本は移植を希望する患者数に対して臓器提供数が少なく、待機期間が比較的長くなっています(*2,3)
しかし、より多くの患者さんがより早く臓器移植を受けられるように、臓器移植についてより多くの方々に知っていただくための活動や、臓器提供可否の意思表示を呼びかける活動など、さまざまな努力が続けられています。
※ 膵腎同時移植(主に1型糖尿病患者さんを対象とした膵臓と腎臓の同時移植)を希望している場合や、20歳未満の場合は、待機期間が短くなります。

(補足)神戸大学大学院腎臓内科・腎血液浄化センター 教授・センター長 西愼一先生

質問された方のお子さんのように、腎移植はドナーがいれば2度、3度と受けられる可能性もあります。特に比較的若い患者さんは、腎移植後に再び末期腎不全になったときに、その次の治療をどうするか、病院と相談しながらあらかじめ考えておくと良いでしょう。

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<出典>
*1 日本腎臓学会 他 先行的献腎移植の希望申請基準
*2 日本臓器移植ネットワーク NEWS LETTER Vol.19 2015
*3 USRDS Annual Report 2017


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