看護師インタビュー

静岡県立総合病院

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そらまめ応援外来

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Chapter 4:そらまめ応援外来のこれからとメッセージ

-----そらまめ応援外来の今後の展望をお聞かせください。

森先生
簡単ではありませんが、1人の患者さんに対して関わる回数をより多くしたいと思っています。現状は、多くの場合が腎代替療法を受けるまでの数年間で3回ですが、1回目の受診の後にご自身が腎臓病であることを忘れてしまっている方もいらっしゃいますので、意識付けのためにももっと頻繁に行いたいです。

橋口看護師
そして、患者さんごとに対応スタッフの担当を決めて、継続的にコミュニケーションがとれるようになるとより良いですね。毎回同じスタッフが対応した方が患者さんの背景を把握しやすいので、的確な質問や提案ができると思います。

高津看護師
そのためには、スタッフの育成も重要になります。当院の透析室の看護師は経験豊富な方が多いので、対応可能なスタッフを増やして、より多くの予約枠を作りたいです。

森先生
また、患者さん自身にも興味を持ってもらって、より自主的に受診していただけるようになると良いですね。

三人

-----そらまめ応援外来を受診する患者さんにお願いしたいことはありますか。

森先生
まずはご自身の腎臓を見つめ直し、現実を受け止めてもらいたいと思います。そして、どうしてそうなってしまったかよりも、これから何をしていくかについて考えていただきたいです。

高津看護師
今のご自身の腎臓がどれくらい働いているかを認識して、ご自身でできることをしっかりとやっていただきたいです。お薬や食事の管理、禁煙など、なぜそうしなければならないのかを理解した上で、行動に移していただけると良いと思います。
また、ご家族にも協力をお願いしたいです。ご家族の協力があると、患者さんが私たちの指導をよく受け入れてくれるようになりますので、患者さんがそらまめ応援外来を受診する際には、基本的にご家族と一緒にいらしていただいています。
多くの患者さんは、ご自身の治療についてなかなか自分からご家族にお話しできていないようです。外来に来たときにご家族が初めて患者さんの状態を知ることも少なくありません。ですから、同じ説明を聞いていただいて、患者さんやご家族の方それぞれが受け止めたことを、その場やご家庭で話し合えるようになっていただきたいです。

橋口看護師
腎代替療法を受ける前だけでなく、受けるようになった後もご家族の協力は必要になります。血液透析を受ける場合でも、透析施設にすべてお任せできるわけではありません。腹膜透析のように自宅で行う治療であれば、なおさらご家族の協力が必要です。
患者さんから在宅血液透析をしたいと相談を受けたものの、そのことを患者さんからご家族にお話ししていなかったために話が進まなかったこともありました。家族皆で病気に向き合って、常に情報を共有していただけると嬉しいですね。

森先生
患者さんだけでなく、ご家族も知識を持っていれば、後々、必要なときに他の治療選択肢に気づく可能性も高くなります。

-----最後に、これから腎代替療法を選ぶ患者さんにメッセージをいただけますか。

森先生
腎臓は、他の臓器と違って、機能を失うことがすぐに命に関わるわけではありません。透析や腎移植といった腎臓の機能を代替してくれる治療法があります。ですから、もしそのような治療法が必要になったとしても、これからどのように生きていくかを前向きに考えていただきたいです。
最近当院では、慢性腎臓病患者さんに極端なタンパク質の制限をしないように指導しています。透析導入になった場合でも自力で通院できるように、しっかりと筋肉をつけて足腰を鍛えてくださいと伝えています。その方が患者さんも治療に前向きになります。あらゆる選択肢を考えた結果、透析を受けないと決める方もいらっしゃいますが、それも容認しています。人生では何よりもご本人のやりたいことが優先されるべきだと思うので、それを私たちから過度に制限したくはありません。治療のために生きるのではなく、生きるために治療をするのですから。

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