～移植手術に向けて～

-----移植手術前は、どのようなことに気を付けていましたか。

体調を崩さないように健康管理に気を付け、塩分を取りすぎないなど、食事管理にも気を付けました。

-----移植手術前の検査にはどのくらいの期間がかかりましたか。

検査期間は2カ月間くらいだったと思います。腸の検査のときに2Lくらいの下剤を飲むのが少しつらかったのですが、他の検査は気付いたら終わっていました(笑)。

-----手術は怖くありませんでしたか。

全然怖くありませんでした。主人は、「仕事がしたい、仕事がしたい」と言っていたので、透析になってしまうと、主人の仕事の場合思うように仕事ができなくなるので、かわいそうかなと思い、提供を申し出ました。私はそれまで大きな病気をしたことがなく、病気に関して疎かったので、特に不安も無く躊躇せずに踏み出せたのだと思います。

-----手術前にはご夫婦でいろいろとお話しされましたか。

特にしていないですね(笑)。病院には兄弟たちも来ていましたので、直前まで談話室で話をしていました。談話室で移植手術前の透析に行く主人を見送りました。

-----手術後のことは覚えていらっしゃいますか。

目覚めると、周りに兄弟など大勢の人がいたのを覚えています。

-----手術後の回復は順調でしたか。

私は出産以来の入院だったのですが、術後1週間を過ぎたころ、人生で一番つらい便秘になりました。また、術後2週間くらいに貧血を起こして倒れてしまい、入院期間が予定より1週間ほど延びましたが、それ以降は特に問題なく退院しました。

-----退院後の体調はいかがですか。

特に何もなく、元気にやっています。

☞ 【参考】
腎移植者インタビュー
生体腎ドナーインタビュー
透析患者インタビュー