2016.02.12 腎代替療法の基本情報
まず、主治医が腎臓専門医であれば、主治医に相談してみましょう。主治医が腎臓専門医でない場合は、腎臓専門医を紹介してもらい相談することをお勧めします。
末期腎不全の治療法には、大きく分けて腎移植と血液透析、腹膜透析の3つがあります。相談の際には、まず、3つの治療法について一通り説明を受けます。
より詳しい説明を聞きたい場合や、じっくり時間をかけて相談したい場合は、治療選択のための専門外来を設けている病院もありますので、主治医に紹介してもらい受診すると良いでしょう。
☞ 参考:動画体験シリーズ「自分に合った治療法を見つけよう~療法選択外来の実際~」
また、それぞれの治療法について、できれば一度は、実際にその治療を行っている病院で説明を受けることが望ましいです。
腎移植施設には、多くの場合、「レシピエント移植コーディネーター」と呼ばれる移植専門のスタッフがいます。患者さんやその家族に寄り添って、腎移植の説明、相談、移植後の生活指導など、さまざまなケアをしてくれますので、腎移植についてより詳しく説明を受けることができます。
☞ 参考:動画体験シリーズ「生体腎移植」
透析施設では、多くの場合、事前連絡をすれば、施設の紹介をしてもらったり、施設を見学させてもらったりできます。
☞ 参考:動画体験シリーズ「血液透析」
腎移植施設や透析施設の中には、通院している患者さんとの面談を設定してくれるところもあります。通院中の患者さんのお話を聞けば、その治療を選択した後の生活がより具体的にイメージできるようになるでしょう。
☞ 参考:慢性腎不全治療 私の体験談
腎援隊でも、3つの治療法について相談ができる病院を紹介しています。受診したい病院があれば、主治医に紹介状を書いてもらい、受診すると良いでしょう。
☞ 「病院を探そう!」伊丹腎クリニックのご紹介ページ