
2017.12.07 教えて!ドクター
ドクターコラム
大阪大学大学院医学系研究科 腎臓内科学 教授 猪阪 善隆 先生
大阪大学大学院医学系研究科 腎臓内科学 教授
猪阪 善隆 先生
掲載日:2016/01/21
☞ 「病院を探そう!」大阪大学医学部附属病院のご紹介ページ
腎代替療法には、血液透析、腹膜透析、腎臓移植の3つがあります。
情報提供を受ける患者さんもいくつかのタイプに分かれるように思います。「医者にすべてお任せしたい」患者さんもいれば、逆に「全ての情報を聞いて、自分で判断したい」患者さんもおられます。しかし、「ある程度情報は聞きたいが、最終的には決められない」患者さんが多い気がします。
治療法の選択にあたっては、これまでは医師が主導する意思決定がなされていたことが多かったです。しかし、時代とともにインフォームド・コンセント(説明と同意)という意思決定がされるようになってきました。腎代替療法の選択という局面においては、医学的な情報に加えて、患者の価値観やライフスタイルの情報が最善の選択をするうえで非常に大事です。
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☞【参考】
私はこうして治療法を選びました「腎代替療法 私の選び方」
動画体験シリーズ「自分にあった治療法を見つけよう~療法選択外来の実際」
3療法経験者インタビュー 松尾 裕子 さん
<出典>
*1 日本透析医学会 統計調査委員会 図説 わが国の慢性透析療法の現況(2016年12月31日現在)
*2 花房規男 他. わが国の慢性透析療法の現況(2021年12月31日現在) 透析会誌 2022;55:665-723
*3 USRDS. 2023 Annual Data Report//End Stage Renal Disease:International Comparisons
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