ドクターインタビュー

藤田医科大学病院

藤田医科大学病院

臓器移植科 教授 剣持 敬 先生
腎臓内科 教授 稲熊 大城 先生

<font size="3">臓器移植科 教授 </font>剣持 敬 <font size="4">先生</font><br/><font size="3">腎臓内科 教授 </font>稲熊 大城 <font size="4">先生</font>

目次

Chapter 2: 腎代替療法の選択について

-----腎代替療法の説明は、腎機能がどのくらいになった頃に行っていますか。

稲熊先生
基本的には、腎機能に関わらず、腎臓内科で治療を始める段階で一度説明しています。当科での治療を開始する際、患者さんにはまず教育入院を勧めています。教育入院は5日間で、木曜日に入院して翌週の火曜日に退院するまでの間に、主に食事療法や血圧管理、服薬管理などについて教育を行いますが、腎代替療法の説明や、血液透析腹膜透析の見学も行います。実際に腎代替療法が必要になるのが当分先になる場合でも、早い段階で知っていただくのは良いことだと思います。
その後、時間が経つにつれて食事療法や血圧管理が疎かになってきたときには、リセットするために、腎代替療法も含めて改めて説明する場合もあります。
また、どうしても入院が難しい患者さんのために、腎代替療法の説明が受けられる外来も行っています。

剣持先生

剣持先生
近年は、透析導入することなく腎移植を受ける先行的腎移植が全国的に増えてきています(*)。先行的腎移植では、通常血清クレアチニン値で5 ~ 6 mg/dL程度になった頃に腎移植を行いますが、糖尿病の患者さんの場合、血清クレアチニン値 3 ~ 4 mg/dL程度で行うこともあります。そのため、腎臓内科で治療を開始する段階で一度腎代替療法の説明を一通り聞いてもらうのは、患者さんの治療選択肢を広げるためにも良いことだと思います。
※ 血清クレアチニン(Cr):血液中の老廃物の一種で、腎機能の低下に伴って血液中に溜まってくるため、腎機能の指標として用いられる。

稲熊先生
腎代替療法の説明の際、患者さんが腎移植について興味を持たれた場合は、臓器移植科の移植コーディネーターからより詳しい説明をしていただいています。

-----移植コーディネーターは、どのようなお仕事をされているのですか。

剣持先生
移植を希望する患者さんへの説明、検査や手術日程の調整、移植後の生活指導、患者さんの相談窓口など、移植に関わるさまざまな業務を担当しています。移植医療を進める上で欠かすことができない、専門性の高いスタッフです。
当院は臓器移植医療に力を入れており、大学院に専門の講座を開設して移植コーディネーターの育成にも積極的に取り組んでいます。

稲熊先生
腎臓内科も、腎炎、透析、腎移植を診療の3本柱としているので、臓器移植科との連携の確立に伴って、腎移植への意識も徐々に高まっていると思います。

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* 日本臨床腎移植学会・日本移植学会 腎移植臨床登録集計報告(2018) 移植 2018;53:89-108


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