透析はどんな治療法?

日本における透析療法の現状と透析のしくみについて説明します。

日本における透析の現状

監修:神戸大学医学部附属病院 腎臓内科 腎・血液浄化センター 西 愼一 先生

透析療法の現状

日本の透析患者数はいまや約33万人となり、年々増加しています。

日本の透析患者数の推移

新たに透析をはじめた人(導入患者)の数も、年間3万9千人以上におよびます。
また、患者さんの高齢化も進んでいます。2016年の平均年齢は68.2歳、導入患者の平均年齢は69.4歳で、年々上昇しています。

透析患者の年齢推移

透析療法の内訳と原疾患

透析療法は、治療法の違いによって、大きく「血液透析」と「腹膜透析」の2つに分けられます。日本では、血液透析が97.3%(320,588人)、腹膜透析が2.7%(9,021人)と、ほとんどの透析患者さんが血液透析を行っています。

透析療法の内訳

透析を始める原因となった疾患(原疾患)は、糖尿病性腎症がいちばん多く、続いて慢性糸球体腎炎腎硬化症の順です。

透析の原疾患

日本の優れた透析環境

透析患者さんの年間粗死亡率は9.7%(2016年)(*)で、欧米と比べても低い数字です。これは、日本の透析機器の開発技術と診断・治療技術が、世界トップクラスであることのあらわれです。
また、社会保障制度が充実している点も、日本の透析医療の大きな特徴です。本来、透析治療にかかる医療費は、外来血液透析でおよそ月40万円、腹膜透析でおよそ月30〜50万円です。このような高額の医療費も、さまざまな公的助成制度を利用することによって、多くの患者さんの負担はわずかとなります(月数千円程度以内が多い)。

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☞【参考】
腎移植・腹膜透析・血液透析…どうやって治療法を選ぶ?「腎代替療法 私の選び方
動画体験シリーズ「血液透析


<出典>
* 日本透析医学会 統計調査委員会 図説 わが国の慢性透析療法の現況(2016年12月31日現在)


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