教授 佐藤 滋 先生
2016.09.29 腎移植のドクターコラム
教えて!ドクター
掲載日:2018/12/20
腎移植を受けた方は、健常者と比べて、妊娠する確率は低く、子宮内胎児発育不全や早産のリスクが高いことが報告されています(*)。しかし、透析を受けている患者さんに比べると妊娠する確率は高く、母体や胎児の合併症も少ないとされています(*)。そのため、妊娠を希望して腎移植を選択する患者さんもいらっしゃいます。
☞ 腎移植ライフ「腎移植後の妊娠・出産」
移植後、妊娠するためには、腎機能が安定していることや血圧が安定していることなど、いくつかの条件をクリアして主治医の許可を得る必要があります。一般的に1~2年くらい様子を見て、条件を満たしていることが確認できれば、妊娠のための準備に入ります。
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<出典>
* 日本腎臓学会 腎疾患患者の妊娠-診療の手引き- 東京医学社、2007
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