どのような病院を受診すればいいですか?
どのような病院を受診すればいいですか?
腎臓内科学 教授 丸山 彰一 先生
2017.07.20 教えて!ドクター
教えて!ドクター
掲載日:2023/11/07
以前は、慢性腎臓病(CKD)の患者さんが運動すると、蛋白尿が増えて腎障害が悪化するといわれていたため、なるべく安静を保つことが原則でした。
しかし最近、適度な運動は腎機能の低下を防ぎ、透析などの腎代替療法への移行を遅らせること、そして死亡率も下げることがわかってきました(*1)。こうしたことから、現在は慢性腎臓病の運動療法が注目されるようになり、患者さんに適度な運動が勧められています。
慢性腎臓病患者さんに勧められる運動の種類は、有酸素運動、レジスタンス運動※、またはそれらを組み合わせたものになります。
※レジスタンス運動:ダンベル運動やスクワット、腹筋、腕立て伏せなどの、筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける動作を繰り返し行う運動。
<出典>
*1 Chen IR, Wang SM, Liang CC et al. Association of walking with survival and RRT among patient with CKD stages 3-5. Clin J Am Soc Nephrol 2014;9:1183-1189
*2 日本腎臓リハビリテーション学会 腎臓リハビリテーションガイドライン 南江堂 2018:33-34
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