2018.12.20 教えて!ドクター
Chapter 4: 今後の挑戦とメッセージ
-----今後はどのようなことに挑戦していきたいですか。
徐々に体を鍛えていきたいと思っています。最近全然運動できていないので、子どもにもついていけなくなってきました(笑)。上の子は走るのが好きで、一昨年、一昨々年と、ホノルルマラソンに出ているのですが、「お父さんは走るのは難しいだろうから、ウォーキングにしたら」と言われてしまいましたね。
また、もともと海で遊ぶのが好きで、中学生の時に、ダイビングのライセンスを取り、16歳で船の免許を取っていたのですが、腎臓が悪くなってから一度もやっていないので、再開できたらと思っています。
仕事では、一番下の子が家業を継ぐ気持ちを持っているようなので、さらにまじめに働かなければと思っています(笑)。
-----移植の先生方への思いはありますか。
私が医学的な知識を持っていなくても、いつも安心していられるのは、信頼できる先生方がずっとついていてくださるからだと思います。病院の先生やスタッフの方々には本当に感謝しています。
また、ドナーにはいつまでも元気でいてほしいので、ドナーの術後のケアを今後さらに手厚くしてほしいと思っています。
-----ドナーであるお母様への思いはありますか。
母への感謝の思いは変わりません。今でも、悪態をつけるぐらい(笑)、母とは仲が良いです。
-----最後に、腎援隊をご覧の慢性腎臓病患者さんへ、メッセージをお願いします。
私はいい先生やスタッフの方に囲まれていたこともありますが、透析自体はつらくはありませんでした。ただ、移植を受けることができた今では、腎移植が一番いいと感じています。腎移植を受けることで、元の生活に戻るチャンスがあります。ぜひ前向きに頑張ってほしいと思います。
また、私自身、透析導入前も導入後も、そして移植後も、家族の支えがあったからこそ、治療を続けることができました。あなたを支える家族や周囲の人々を大切にして、頑張ってほしいと思います。
☞ 【参考】
腎移植者インタビュー
生体腎ドナーインタビュー
透析患者インタビュー